テクセル
テクセルとは
テクセル(TECCELL)は世界初の熱可塑性樹脂による連続成形技術から誕生したハニカムコア材です。ハニカムコアは六角形のセルの集合体で、力学上最も優れたサンドイッチコア材です。
単位重量当りの強度は、あらゆる構造体の中でも最高峰と言えます。
高強度・超軽量素材で、省資源・CO2削減など環境性能に優れた複合材であり、あらゆる産業での省エネルギー化に貢献します。
4つの特徴
- 比強度・比剛性が高いです。
- スキン面が一体化されたコア材を使用しています。
- あらゆる熱可塑性樹脂に対応できます。
- 2次加工性に優れた素材です。
用途
- コンテナーやパレットとして使用できます。
- 物流機器などにも最適です。
- 車両部材にもおすすめです。
基本性能
製品仕様 (材質がPPでの対応可能範囲)
材質 | PP | |
---|---|---|
総厚(mm) | min | 5 |
max | 30 | |
コアシート厚さ(mm) | min | 0.2 |
max | 0.4 | |
ラミシート厚さ(mm) | min | 0.2 |
max | 1.0 | |
原反サイズ(mm) | min | 1250 |
max | 2500 |
TECCELL-PPの仕様一覧(材質PP)
厚みは5mm~30mmまで、幅広いラインナップをご用意しております!
※右にスクロールすると、各品番の情報が見れます。
品 番 | 総厚 (mm) |
重量 (g/m2) |
コラ材 (厚さmm) |
ラミシート (厚さmm) |
見かけ密度 (g/cm3) |
曲げ強度MD (Nm/m) |
曲げ強度TD (Nm/m) |
曲げ剛性MD (Nm2/m) |
曲げ剛性TD (Nm2/m) |
平面圧縮強度 (MPa) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
T5-1300 | 5.4 | 1,320 | 0.2 | 0.3 | 0.24 | 50 | 55 | 10 | 11 | 160 |
T8-1800 | 7.7 | 1,830 | 0.3 | 0.4 | 0.24 | 88 | 110 | 28 | 30 | 2.00 |
T8-2500 | 8.5 | 2,550 | 0.3 | 0.8 | 0.30 | 140 | 160 | 45 | 49 | 2.00 |
T10-2000 | 9.7 | 2,000 | 0.2 | 0.6 | 0.21 | 123 | 135 | 46 | 46 | 0.77 |
T13-2500 | 13.0 | 2,520 | 0.3 | 0.6 | 0.19 | 245 | 291 | 108 | 118 | 1.45 |
T14-3200 | 13.7 | 3,230 | 0.3 | 1.0 | 0.24 | 363 | 421 | 140 | 152 | 1.45 |
T20-3500 | 20.2 | 3,490 | 0.3 | 1.0 | 0.17 | 433 | 528 | 285 | 342 | 1.00 |
T30-3900 | 29.3 | 3,940 | 0.3 | 1.0 | 0.13 | 605 | 890 | 624 | 780 | 0 |
テクセルの加工方法
切断する場合
使用機械・治具等
備考
鋸・ジグソー・チップソーでの切断時は切屑が発生し、後仕上げ作業が必要となる場合がございます。
穴をあける場合
使用機械・治具等
備考
プレス抜きは、トムソン刃でも可能ですが、熱刃を使用すれば、切断面が良好に仕上がります。
端面封止の場合
使用機械・治具等
備考
一般的な木口貼りにて処理が可能です。
接着強度を確保するため、EVA系・ポリオレフィン系接着剤の使用を推奨致します。
付形の場合
使用機械・治具等
備考
熱罫線や溝といった切り込み加工を行うことにより、容易に曲げることが可能です。
曲げた状態を保持するための固定方法としては、溶着や接着剤等が挙げられます。
接合の場合
使用機械・治具等
備考
ボルトナットで接合を行う場合、ハトメ・カシメカラー等を用いて、接合穴を保護する必要があります。
接着に対する前処理として、プライマー等の表面処理のご使用を推奨致します。