H.N
産業資材事業部
担当事業部長
入社22年目(新規学卒入社)
龍谷大学 社会学部卒業
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1年目
段ボール事業部
営業グループ -
8年目
住宅資材部
営業グループ 東京営業所 -
9年目
住宅資材部
営業グループ 東京営業所
主任昇格 -
12年目
開発部 東京営業所
係長昇格 -
16年目
開発部 東京営業所
課長昇格 -
19年目
産業資材部 大阪営業所
次長昇格 -
21年目
産業資材部 東京支店
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現在に至る
利益を出す部門と生み出す部門、
異なる役割を兼務しています。
現在の仕事内容をお伺いします。
産業資材事業部、開発部、二つの異なる部門の統括責任者をしております。
産業資材事業部に関しては利益を上げる部門です。営業としてプレイヤーに近い業務と、営業のマネジメント、また一部製造部門のマネジメントをやっています。
開発部に関しては少し別の切り口なのですが、今利益を上げる部門ではなく、これから先の未来を見据えた商売をつくる、生み出す側の仕事で管轄も社長直轄の部門です。
違う部門の兼任はなかなか難しそうに感じます。
最初は多少戸惑いましたが、私自身は取り組みやすいと感じました。
というのも、産業資材事業部は、売上を上げる部門ですが、やっている内容は開発に近いです。新しいモノをどんどん作り、市場に出していく。そういうケースが多くあります。
新江州には昔から変わらずに取り組んでいる、段ボールや包装資材などの事業がありますが、産業資材は比較的新しい事業です。新しいことを仕掛けては売上を上げていく部門なので、開発部とある意味近い事業です。
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将来性があるなら、何年かかけてでもやる、それが産業資材の仕事だと思っています。
新しいことを仕掛けるのは体力と頭を使う、とても大変なお仕事なのでは。
もちろんすごく苛まれるときもあります。でも自分自身にも、メンバーにも「これ以上はやめておこうとか」そういった規制はあまり持たないようにしています。 将来性があるなら何年かけてでもやる、と判断するのが産業資材の仕事だと思っています。
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挑戦してみて、結果的に良かったことはありますか。
最近では、非常に将来性を感じる特殊な金属素材がありました。それを以前から日本で作っている原料メーカー様から、自分たちではなかなか提案しきれないということで「一緒にやりましょうよ」とお声が掛かりました。
金属はもともと新江州の事業にはなく、『どうしてうちに話が来たのだろう?』という感じでした。ただやはり将来性があることと、未来の事業の種になる可能性を秘めていると私自身が判断し、とりあえず足を突っ込んでみることにしました。
はじめは全然分からないので、自身で勉強し、お声掛けいただいた原料メーカー様と同行営業もしました。工場にも行って、製造過程や物も見て、一緒に海外まで同行し最終の製品になる過程も、自身で確認しました。
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すごいですね。
そこから、この素材に興味がありそうなマーケットを探すと、当社とお付き合いのあるメーカー様をみつけました。お付き合いといってもメーカー様へ直接ではなく、子会社様との付き合いで細い糸だったのですが、何とかそのつながりから、親会社様に提案させていただきました。
提案した期間は、1年以上。何かあるたびに提案をして通い詰めました。 メーカー様とのタイミングが合わず、試作をしていただけなかったこともあったのですが、ようやく「これいい素材ですね」って評価していただいて前進したのです。
ところが、最後の最後にメーカー様から「新江州を介さずに直接、原料メーカー様と取引する」というお話がありました。 お声をかけてくださった原料メーカー様には「当社が動いていたのだから」と言っていただきましたが、潔く引くことにしました。
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そんなにすぐ“しょうがない”と割り切れたのですか?
いろいろ思いはありましたが、当社が間に入ることで、せっかくお互いがいいなと思っていることが前に進まないことも、不幸な話だと思いました。もちろん主張はしたかったですが、『今回のことはきっとどこかで返ってくる』と言い聞かせ涙をのみました。
でも、私たちが潔く引いたことに恩を感じてくれていた原料メーカーの担当者の方は、何かにつけて日本や海外を含めて商売が広がろうとしたときには、声を掛けてくださります。
「あのときの貸しがあるので、何か商売ができるような話の時は、新江州さん一緒にやりましょう」って言ってくださります。
実際、その原料メーカー様が韓国に進出された際に、輸出に関する仕事をいただきました。結果的にいろいろなつながりや判断が、どこかで返ってくるということですね。
できる限り、不定期ですけど顔を合わすようにしています。
今、どちらかというとプレーヤーとしての仕事を伺ったのですが、マネジメントについてはいかがでしょう。
東京や大阪、福島にも営業がおり、そのマネジメントを中心にやっています。
基本的には電話やメールでやりとりをしていますが、営業同行をするケースもあります。悩んでいることや、「実は仕事でこういう壁にぶつかっている」とか、「こういうものを探しているけど何かいい物がないか」という話は、やはり実際に合って話した方が良いので、不定期ですが可能限り顔を合わすようにしています。
会議室のテーブルを挟んで話をするよりは、食事しながらコミュニケーションを取ることが多いですね。
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なかなか難しいですが、しっかりと体を休めるように意識はしてますね。
話は変わりますが、どうやって仕事とオフとの切り替えをされていますか。
私、もう2年ほど単身赴任中です。休日は住んでいるアパートの近くにある屋内プールに、『取りあえず体を動かそう』と思って行くことが多いです。体を動かしていると自分自身に言い聞かせているだけですけどね(笑)。土日のどちらかは行くようにしています。
休みの日も仕事からクリアになることはなかなかないですが、しっかりと体を休めるように意識はしてますね。
いろんな節目節目に、
チャンスをもらえる会社なんじゃないかな。
Nさんから見て新江州ってどういった会社ですか。
私はすごくチャンスを与えてもらえる会社だと思っています。
入社した当時は、滋賀県内をずっと営業していましたが、7年目で東京に行くことになりました。
当時そんなに事業の種類も少ない中、お客様の業種や業態も違う、取り扱う物も全然違う”東京”に多少の抵抗感はありましたが、その反面「チャンスになるかも」という想いはありました。
実際に行ってみると世界が広がり、見えてきたものがたくさんありました。 そういう節目に、チャンスをもらえる会社だと思います。